会社プロフィール

1978(昭和53)年に神奈川県で創業した株式会社秦野精密は、2001(平成13)年から愛知県豊橋市での操業を開始しました。自動車のエンジン、ミッション、ブレーキ、ドアロックといった重要保安部品を中心に、医療機器や産業機器の金属加工部品を幅広く製造しています。
最大の強みは、国内でも数少ない特殊な「ファインブランキング(FB)プレス加工」の専門技術を有していることです。ミクロン単位の精度が要求される金型の設計から製作、そして量産までを自社で一貫して行う体制を構築しています。その卓越した技術力は高く評価されており、国内の全自動車メーカーの車両に当社の部品が採用されています。
社内では、5月の連休前に就業時間内を利用してバーベキューを開催するなど、親睦を深める活気ある文化が根付いています。また、若手社員の育成にも注力しており、担当業務だけでなく機械保全などの周辺技能の習得も推奨しています。経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」に選定されるなど、地域を代表する技術集団として着実な歩みを続けています。
事業内容

私たちの生活に欠かせない自動車の安全を、目に見えない小さな部品から支えるのが秦野精密の役割です。ミクロン単位の精度を追求する「ファインブランキング(FB)加工」を核に、独自の塑性加工技術で高品質な製品を世界へ届けています。
●ファインブランキング(FB)加工
専用のプレス機と自社で設計・製作した精密な金型を使い、板厚0.5ミリから15ミリの金属板を滑らかに打ち抜く技術です。まるで刃物で削ったり磨いたりしたような鏡面のような切断面を、プレス機の一ストロークで作れるのが特長です。エンジンやブレーキといった、人命に関わる「重要保安部品」の極めて高い精度を実現しています。
●板鍛造・複合成形
板材料に圧力を加えて形状を変化させる「板鍛造」とFB加工を組み合わせ、複雑な形状の部品も形作っています。これまで削り出しや鋳造で作られていた部品をこの工法に切り替えることで、製品の強度を高めながら、製造時のエネルギー消費や材料のムダを減らすことにもつながっています。
●金型の自社設計・製作
製品の仕上がりを左右する金型は、すべて社内の熟練した技術者が設計し、作り上げています。製品は三次元測定機などの精密機器を用いた厳格なチェックを重ね、多品種少量の精密部品の製作エキスパートとして、広く信頼を得ています。
企業情報
(はたのせいみつ)
ファインブランキング製品、金属プレス加工部品の製造・販売
金型設計・制作
本社= 〒257-0015 神奈川県秦野市平沢183-7
<受賞歴など>
日本塑性加工学会賞・三井精密技術賞(2002年)受賞
経産省「元気なモノ作り中小企業300社」(2006年)選定
沿革
秦野精密打抜工業を神奈川県で設立
商号を(有)秦野精密に改める
商号を(株)秦野精密に改組
鹿児島県薩摩郡薩摩町に薩摩工場新設
本社工場を秦野市平沢に新設移転
愛知県豊橋市高塚町において(株)秦野精密・豊橋 操業開始
日本塑性加工学会賞・三井精密技術賞受賞
ISO9001/2000 認証取得
(株)秦野精密・豊橋 愛知県豊橋市大脇町へ移転
薩摩工場 分社・独立法人化
タイにてJFB (Thailand) 操業開始
経産省「元気なモノ作り中小企業300社」に選定される
JFB TECH 株式取得 代表権を得る
(株)秦野精密・豊橋の資本金を7,000万円に増資
カワラ金属(株)株式取得
(株)秦野精密・豊橋の代表取締役に淵脇健二が就任
トップインタビュー

日本のものづくり、特に自動車産業を支えているのは、目立たないけれど極めて重要な「重要保安部品」です。私たちの会社が手がける「ファインブランキング(FB)加工」という技術は、切削や研削を行わずにプレス一つで鏡面のような滑らかな断面を作り出し、これらの部品を製造します。この分野において、私たちは日本一、トップクラスであるという自負があります。
経営理念には「塑性加工を通じて、豊かな社会を実現する」を掲げています。変化の激しいこの時代において、何もしないことは後退と同じです。私は社員に「現状維持は後退と同じだ」と伝えています。現状に満足せず、自ら学び、革新し続けることでしか、会社も個人も持続・発展はできないと考えているからです。そのため、社員には自ら学ぶ機会を与え、学びと成長を促すことを大切にしています。
社内は年齢やキャリア、性別、国籍に関係なく、非常に風通しが良い環境です。私のところにも、待遇や現場の課題について直接意見を言いに来る社員がいます。それを受け止めるのが私の役目ですし、会社としてのフェアな姿勢であると考えています。
私が大切にしているのは、仕事の対価としての適正な評価と、プロとしての誇りです。取引先に対しても、誠実な価格と品質で応えています。安ければどこでもいいという仕事ではなく、「秦野精密にしかできない」と言われる仕事をしたいと考えており、技術を磨き続けています。やる気のある方には、機械の保全や資格取得など、会社としてもサポートをします。自ら手を挙げ、変化を楽しめる人々が集まる場所でありたいと願っています。
先輩にインタビュー


自動車学校に通ったことで車に興味を持ち、製造に関わりたいと思うようになりました。工場見学で見た、クレーンやプレス機を操作する先輩たちの姿に憧れて入社しました。
配属当初は、重量300〜500kgもある金型を一人で動かすことができず不安を感じましたが、先輩から「力の強さではなく、正しい身体の使い方」を教わり、数ヶ月後にはスムーズに扱えるようになりました。
日々の業務では効率化を考え、自分の提案が改善につながった時に大きなやりがいを感じています。
最初は全く動かせなかった重い金型が、毎日繰り返すうちにコツを掴んで扱えるようになったことです。
また、業務効率化のための提案が実際に採用され、改善につながった時には大きな達成感があります。
年齢の近い社員が多く、休憩時間には趣味の話で盛り上がるなど、非常に話しやすい雰囲気です。わからないことも上司や先輩に気軽に相談でき、的確なアドバイスをもらえるので、安心して働ける環境があります。
これまでは先輩に教わる立場でしたが、今後は経験を活かして後輩をサポートできる存在になりたいです。
そのためにも、自ら進んで新しい仕事にも挑戦し続けていきたいと考えています。
夏休みや冬休みなどの長期休暇は学生しかないので、今のうちに友達と旅行などして楽しんでください。
タイムスケジュール


高校時代までモノづくりとは無縁の生活を送っていましたが、工場見学で先輩たちが巨大なプレス機を操り、複雑な金型をメンテナンスしている姿を見て「自分もやってみたい」と入社を決意しました。現在は金型のメンテナンスを担当しています。
金型の仕上がりがそのまま製品の品質(良品か不良品か)に直結するため、非常に責任の重い仕事です。自分が整備した金型で生産された部品が、街中を走る自動車に使われているのを見ると、社会に貢献できていると強く実感できます。
金型のメンテナンスの仕上がりは、製品の品質だけでなく、後工程のプレスオペレーターの方々の作業効率にも影響します。
そのため、一つひとつの確認を怠らず、責任感を持って仕事に取り組むことの大切さを学びました。
やはり街中で、当社が製造した部品が使われている車を見かけた時です。
自分の仕事が自動車産業の一端を担い、社会の役に立っていると感じられる瞬間に大きな喜びを感じます。
金型の構造や部品についての知識を深め、より良い仕上げ方を習得することです。早く一人前の技術者になり、新しい仕事にも挑戦していきたいと考えています。
自分に合った仕事を見つけるのは簡単なことではないですが、いろいろな会社のホームページなどを見たりして選択肢を増やすことが大事だと思います。
タイムスケジュール


高校生の時に会社見学に訪れた際、作業をしている方々がみんな挨拶を返してくれた温かい雰囲気に惹かれて入社を決めました。
入社当時は車の知識が全くなく、車種やメーカー名すら分からない状態でしたが、上司や先輩の手厚いサポートのおかげで、今では複雑な図面の解読から測定機器のプログラミングまで一人でこなせるようになりました。
父も自動車関係の仕事をしているのですが、知識ゼロで入社した私が、上司に「この部品はこの車のここに使われているんだよ」と教えてもらった時、自分も父と同じ世界で社会の役に立っているのだと知り、感動したことを覚えています。
最初は全く読めなかった図面が理解できるようになり、測定プログラムの全項目作成から客先へのデータ提出まで、すべて一人で任せてもらえるようになったことです。できることが増えていく過程に大きな達成感を感じます。
困ったことがあればすぐに相談できる、とても温かい職場です。
一人での作業も見守ってくれますし、最近は同年代の若手社員も増えてきているので、さらに活気が出て馴染みやすい環境だと感じています 。
会社人として最低限のマナーができるかできないかで、人としての印象はとても変わります。高校生のうちに基本的なマナーを身に着けておきましょう。









