豊田市博物館で10日、江戸時代に肥後熊本藩を治めた細川家に伝わる名宝を公開する企画展「戦国を生きる 細川家と永青文庫の名宝 幽斎・三斎・利休、そして…」が開かれている。細川郷(現在の岡崎市細川町)を本拠とする細川氏の数々のコレクションを所蔵する公益財団法人永青文庫(東京都文京区)が特別協力している。12月6日まで。
前期(11月8日まで)と後期(同10日から)を合わせて112点を展示。国宝3点、国の重要文化財14点、重要美術品11点などとなっている。初代熊本藩主の忠利、その父忠興(三斎)、祖父藤孝(幽斎)らの武具、忠興を弟子にした千利休ゆかりの茶道具などが並ぶ。
国宝「短刀 無銘正宗」(前期のみ)の隣には、「刀剣乱舞」(刀剣を戦士に見立てるゲーム)で人気の名刀「刀 銘濃州関住兼定作(歌仙兼定)」やその拵(こしらえ)も。
同館によると、歌仙兼定は中部地方では初展示という。後期には国宝「太刀 銘豊後国行平作(古今伝授の太刀)」が飾られる。また、利休作と伝わる柄杓(ひしゃく)や使用したとされる碁盤、切腹前の自筆書状など貴重な品々がそろう。さらに、歴代当主でもある細川護熙(もりひろ)元首相の作品などもある。展示担当者は「細川家の美意識や品格の高さが伝わってくる」と太鼓判を押す。
午前10時~午後5時30分。月曜休館(11月2、23日は開館)。一般1800円、豊田市外在住・在学の中学・高校生1000円、中学生以下無料。問い合わせは、同館=0565(85)0900=へ。