きょうから11月。霜月ともいうが、朝晩の冷え込みを彷彿とさせるような、ブルっと〝寒気〟を覚える出来事が現在、社会を騒がせている。
システムの脆弱性を突かれた形の不正アクセスによる情報漏えい・個人情報流出。〝攻撃側〟はAIも利用し暗躍。有名企業や官公庁までも続々と被害を被った。
さらに、海外の仮想通貨取引大手も巨額の〝盗難〟により数十億㌦規模の暗号資産が流出。損失は全額補填というが、補償するのは被害を受けた側だ。
政府集計によれば4月から先月半ばまでに延べ2・6億人分の個人情報が漏れたという。〝盗まれた〟人は、その情報が何に使われるのか―戦々恐々だろう。
いまや人生相談相手でもある〝善き隣人〟が持つ〝悪魔〟の側面。DX化が進み、世の中便利になる一方「紙の時代」ならありえなかったリスクが顕在化。「悪事にAIを使われたら人では対処出来ない」―専門家の警鐘も、止まらぬ時流の中でむなしく響く。