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2026(令和8)年 11月3日 火曜日

リビングサーラ

社会

歴史照らす岩津松平氏の輝き

戦乱くぐり抜けた貴重な史料を展示/岡崎進出600年で企画展/三河武士の やかた家康館

歴史照らす岩津松平氏の輝き
「岩津進出600年」の根拠となった若一神社の棟札写しなどが並ぶ会場(三河武士のやかた家康館で)

 江戸幕府初代将軍・徳川家康の先祖に当たる松平氏が、松平郷(現在の豊田市松平地区)から岩津(現在の岡崎市岩津地域)へと進出したことが確認されて今年で600年。岡崎城公園内の三河武士のやかた家康館では、節目に合わせた企画展が開かれている。11月29日まで。

 「岩津松平氏の輝き―松平一族飛躍の礎」と題して、地域に伝わる原資料約35点を中心に紹介。「岩津進出600年」の根拠となった若一(にゃくいち)神社(同市岩津町)の棟札写しや、3代信光が萬松(ばんしょう)寺(同市滝町)に寄進した雲形の金属製打楽器「雲板」、唯一残る信光の肖像画などが並ぶ。

 岩津松平氏は室町幕府との関係性を広げつつ、近江(現在の滋賀県)や京都にまで活動範囲を広げた。信光創建の信光明寺(同市岩津町)に残された後土御門天皇の綸旨(りんじ)には、寺を祈願所とする旨が記されている。朝廷への多額の献金に対する見返りで、当時の隆盛ぶりを物語る。

 展示担当者によると、岩津松平氏に焦点を当てた企画展は「おそらく初めて」。松平氏に関する史料は圧倒的に少ないとされる中、戦乱の時代をくぐり抜けた品々を中心に構成した。「徳川家康の先祖にもすごい人がいたということを知ってもらえたら」と呼び掛ける。

 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。中学生以上400円、5歳以上と、高校生以上の市民200円。岡崎市内の中学生以下や65歳以上、障害者手帳所持者らは無料。11月6日は展示替えのため一部観覧不可。

【冬の風物詩なり/岡崎城公園・マツのこも巻き】

 二十四節気「霜降(そうこう)」の10月23日、岡崎城公園で冬の風物詩である「マツのこも巻き」が行われた。

 害虫であるマツケムシが越冬のために温かい場所(こも)に移る習性を利用した駆除のための取り組みで、毎年この時期に行っている。公園を管理する一般社団法人岡崎パブリックサービス(OPS)の職員6人が、園内のマツ125本にわらで作られたこもを巻き付け、わら縄で固定していった。

 今回は、グレート家康公「葵」武将隊の本多忠勝も手伝い、「城を守るのは得意だがマツを守るのは初めてじゃ。岡崎城の景観を守る手伝いができてうれしいぞ」と感慨深げに語った。

 こもは立春(来年は2月4日)ごろに外される予定。

歴史照らす岩津松平氏の輝き

2026/11/03 のニュース

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