秋の褒章の受章者が発表された。東三河の受章者のうち1人に、これまでの足跡や喜びの声を聞いた。
今後も後進育成に努め ものづくり発展に貢献を/菅原 茂身さん(67)/黄綬 業務精励(金属機械工、卓越技能)/ジェイテクトフルードパワーシステム製造部改善課指導員/豊川市伊奈町
ものづくりの原点は、職業訓練校修了後に「一番大きな機械を操作したい」と希望したことに始まる。機械部に配属され、汎用(はんよう)機械や門形マシニングセンタなど大型機械を担当し、新規導入設備に伴う多くの課題に対応。上司や先輩、同僚と力を合わせて品質向上に取り組み技術を磨いた。
1978(昭和53)年に豊田工機(現ジェイテクト)に入社。以来、工作機械の高精度部品を加工する幅広い知識の習得や技能向上に日々研さんを重ね、機械加工全般に精通する。指導者、監督者としても能力を発揮し、習得した技能を職場の問題解決や次世代の技能者育成に生かした。指導した訓練生は約600人に上る。
現在はジェイテクトフルードパワーシステムで、これまでの経験を生かした改善活動と人材育成に尽力している。指導におけるモットーは「人の話をよく聞け」。「よく聞くことで点だったものが線になり面となり、知識や技能を深める。今後も後進育成に努め、ものづくりの発展に貢献したい」