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2026(令和8)年 11月6日 金曜日

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社会

「書道」の無形文化遺産登録へ

ユネスコ機関勧告/30日からの政府間委で正式決定へ/豊橋筆関係者ら喜びの声

「書道」の無形文化遺産登録へ
伝統的工芸品の豊橋筆(豊橋市呉服町の髙誠堂で)

 文化庁は5日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の評価機関が、日本の「書道」を無形文化遺産に登録するよう勧告したと発表した。書道に欠かせない筆の中で、高級筆として知られる「豊橋筆」の関係者からも喜びの声が上がっている。

 同庁によると、11月30日〜12月5日に中国・福建省アモイで開かれるユネスコ政府間委員会で登録が正式決定する見通し。登録されれば国内では24件目となる。

 書道は、筆や墨、硯(すずり)、紙などを用い、漢字や仮名、漢字仮名交じりの書を伝統的な筆遣いや技法で手書きする文字表現行為。手紙や冠婚葬祭での記名、正月の書き初めといった年中行事など、日本の日常生活のさまざまな場面に定着し、社会的慣習となっている。

 無形文化遺産の登録勧告の知らせを受け、豊橋筆振興協同組合の鈴木和毅理事長は「大変晴れ晴れしいこと」と喜んだ。「ますます豊橋筆が有名になり、たくさん注文が来るようになってほしい」と期待を寄せた。

 豊橋筆の歴史は、江戸時代後期の1804(文化元)年にさかのぼるとされる。当時の吉田藩が京都から職人を迎え入れ、下級武士の内職として筆づくりが始まった。この地方では、原材料であるタヌキやイタチなどの毛が手に入りやすかったことから産地が発展。1976年には国の伝統的工芸品に指定された。

 豊橋筆の大きな特徴は、異なる種類の獣毛を水に浸して均一に混ぜ合わせる「練(ね)りまぜ」という独自工程だ。これにより墨含みがよく、一度含ませた墨が長く続く使いやすい筆に仕上がる。高品質な品として書道家から高く評価されている。

2026/11/06 のニュース

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