豊川商工会議所の第35回会員大会が7日、市文化会館であり、伊勢商工会議所会頭で老舗和菓子店「赤福」の顧問、濱田典保氏が伊勢神宮周辺での「おかげ横丁」を中心とするまちづくりについて講演した。
濱田氏は、昨年は772万人、2013年には過去最多1420万人が来訪した伊勢神宮の歴史を紹介。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に支えられるも、戦後はモータリゼーションによる来訪者が減った経緯などを振り返った。
名物・赤福餅の老舗店で社長を務めた濱田氏は、1300年前から続く20年ごとにすべての社殿を造り替える式年遷宮を「インフラ整備や観光客の受け皿など、伊勢の町を変えるきっかけになる」と受け止め、内宮の鳥居前に広がるおはらい町におかげ横丁を整備。年間来訪者数が平均20万人から最大654万人に激増したという。
2033年の式年遷宮に向けて、誰でも参加できる関連行事を紹介して「社殿だけでなく、日本人の心も立て直すつもりで取り組んでいる。一生の思い出になるので全国から来てほしい」と期待した。
講演に先立ち、優良従業員表彰では知事賞が共栄社の安藤智之さん、シントー・アドバンスド・セラミクスの前川正明さんと内藤隆さん、プラセスの小林達章さん、豊商の権田憲さんに、市長賞がオーエスジーの青木茂さんと津田工業豊川工場の福田隆志さんに、そのほか会頭賞が10、20年以上の勤続者に贈られた。
顕彰もあり、元気なお店大賞会頭賞にセンドハピネス(宿町)が、とよかわまちなみデザイン大賞金賞に門前テラス「縁福」(豊川町)が選出された。