ホームへ戻る

2026(令和8)年 11月7日 土曜日

リビングサーラ

社会

山林事故想定の救助訓練

ヘリや人力で搬送・救助/容体など総合的に考慮、迅速に活動/豊橋市消防本部

山林事故想定の救助訓練
登山者を搬送する消防職員(提供)

 豊橋市消防本部は10月30日、同市内の山中2カ所で「山林事故・救助訓練」を行った。登山者2人が動けなくなったと想定。名古屋市消防航空隊のヘリと連携した捜索や搬送活動を実施し、行楽期での有事に備えた。

 岩崎町の「豊橋自然歩道」で転倒した負傷者と、雲谷町の山中でハチに刺されて動けなくなった登山者から119番通報が入ったと想定した。

 同本部隊員は、救助者の携帯電話から位置情報を調べて場所を特定。雲谷町の傷病者は、緊急性が高いとして名古屋市消防局にヘリの出動を要請した。岩崎町の負傷者は担架に乗せて下山した。

 同本部では、レスキュー活動を担う「高度救助隊」に、特定の救命措置を施すことのできる救急救命士を配置している。訓練で隊員は、ハチに刺された登山者の容体を確認。名古屋市のヘリと情報を交換し、救急救命士も搭乗すべきと判断して上空へ「ピックアップ」する手順も確かめた。

 救急車両などが入れない山地では、必要となる資材の配備などが事案によって異なる。訓練では発生場所や時間帯、登山者の容体などを総合的に考慮して迅速な活動を行う流れを確認した。

 秋は登山者が増える季節で、同本部は遭難や体調が悪化する事案の増加を懸念する。同市中消防署の山田正人署長補佐は「山中は町中よりも暗くなる時間帯が早まる。登山する際は余裕を持った行動や計画を立てて楽しんでいただきたい」と話している。

山林事故想定の救助訓練
ヘリで「ピックアップ」する訓練(提供)

2026/11/07 のニュース

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.