路線バスやタクシーといった公共交通の維持には、運転手不足の解消が欠かせない。人材確保に向け、日本人に加えて外国人にも選択肢の一つとして運転手という職業を考えてもらおうと、豊橋市と愛知県東三河総局は初めて運転体験会と会社説明会を共同開催する。
11月28日に同市神野新田町の「とよはし産業人材育成センター」に市内の交通事業者4社を集め、時間帯を分けた3部制で実施する。
参加者は実際の路線バスやタクシーの運転を体験できるほか、各社の事業説明も受けられる。
外国人の参加を見込み、会場にはタガログ語、ポルトガル語、英語、ベトナム語の通訳が配置される。
対象はオートマチック車限定を含む普通免許の所持者、または1年以内に取得見込みの人。運転体験は免許所持者に限る。参加無料で、市のホームページなどから21日までに申し込む。
市はこれまでも同様の体験会や説明会を継続して開催している。今年7月の受講者の中から6人が路線バスやタクシーの運転手として就職したという。ただ業界全体では運転手の高齢化が進み、将来にわたる担い手の確保が大きな課題となっている。
これまで市が単独で主催してきた説明会は日本人の参加が中心だった。県東三河総局は外国人材をターゲットに運転手確保に取り組んできた実績がある。両者による初の共催で、日本人だけでなく外国人の求職者が踏み出す一歩も後押しする。
市都市交通課の金子倫三課長補佐は「新しく増えた枠組みを生かし、より多くの運転手が誕生するようサポートしていきたい」と話している。