静岡県菊川市の万華鏡作家・溝口好晴さん(77)の作品展が、豊川市大橋町のギャラリー花棕櫚で開かれている。
展示されているのは、木や竹、陶製の筒で作られた万華鏡61点、漆器茶わん18点、書3点。このうち万華鏡は、外側に日本の伝統工芸の技法を施した筒が特徴で、今回、シルクロードシリーズを復活させた。エジプトからシルクロードを経て日本に伝えられた豊穣(ほうじょう)を意味するブドウ唐草を万華鏡の筒に表現。銀線のつると螺鈿の葡萄(らでんのぶどう)による表現が魅力を高めている。
木や竹を使った木調(もくちょう)シリーズや流麗な筆文字で和歌を記した古今和歌集シリーズもそろえている。
溝口さんは「オブジェクト(鏡を通して見る対象物)にも独自の組み合わせをしている。ぜひ手に取って中をのぞいてほしい。筒の中に広がる自分だけの感動の世界を楽しんでいただきたい」と話した。
11月3日までで、同2、3日も開館する。